地球最強生物のクマムシには17.5%もの自分以外のDNAが組み込まれている

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(C) Bob Goldstein and Vicky Madden

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可愛い名前のわりに見た目は……。

雑学&豆知識

地球最強の生物と言われているクマムシ。

151度の高温からほぼ絶対零度の極寒まで耐えられるのはもとより、長期の乾燥、大量の放射線、さらには真空の状態までをも耐え抜いてしまう不死身にも近い緩歩動物(かんぽどうぶつ)なのだ。

これほどのタフさを持っているとなれば、当然その理由が知りたくなる。

というわけで、このほど米ノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina at Chapel Hill)の研究チームによってクマムシのゲノム配列の解析が行われた。

その結果、全く異なる複数の生物界に由来するDNAが全体の17.5%含まれていることがわかったのだ。

内訳は

細菌 16%
菌類 0.7%
植物 0.5%
古細菌 0.1%
ウイルス 0.1%

となっている(ん、17.5%にならない? その他が0.1%あるのかな)。

たいていの生物は、外来DNAは全体の1%以下だというのだから、クマムシのDNAがどれだけ特殊なものであるかがわかる。

この特殊なクマムシの遺伝子構成によってストレス耐久能力が高くなり、結果として過酷な環境でも生きることができるようになったと考えられるらしい。

切っても切っても再生するプラナリアといい、真空でもいきられるクマムシといい、脅威の能力を持つ生物を知れば知るほど、実は人間ってそれほどでもないのかも?と思ってみたりみなかったり。