その他

「海のボクサー」と呼ばれるほどの強烈なパンチをくり出すモンハナシャコ。毒々しいばかりのカラフルな色合いが、見るからに危険生物っぽい雰囲気を放っている。

赤色の色素を含むキャベツや水草などの植物を与えずに、サバなどをエサとして与え続けると、次第に白っぽくなってきて、やがてキレイな青色へと変色するのだ。

甲殻類のムカデエビの仲間。そう聞くと「ムカデっぽいエビ」を想像するかもしれないが。

魚の「鰹」と昔の人がかぶっていた帽子の「烏帽子」に関係がありそうだな、とあたりをつけて調べてみたら、これがもう、びっくりするほどそのものずばりな名前の由来だった。

どうやって移動しているかと言えば、すべては風の吹く方向しだい。餃子のような形をした（笑）浮きの部分で風を受けると、そのまま北へ南へとフワフワ流されて行く。

三日月型……というか餃子のような形をした浮き袋の形が、18世紀のポルトガルの軍艦に似ていたことからこの名前が付けられたという。

さすがに移動速度はものすごい遅くって、そりゃあヤドカリに乗っかっていたほうが素早く動けるよね、って感じはあるのだが。

それにしてもあの足、8本や10本どころじゃないな、というのは何となくわかるのですが、だったら何本？と言われると、数が多すぎて逆にわかりませぬ。調べてみたところ。