「血の汗」と言われることも
雑学&豆知識
カバは汗腺を持っていないので、汗はかかない。なので、体の表面から出て来るこの赤い粘液も、厳密には汗ではない。
カバの皮膚を守るために分泌されるもので、紫外線を防いで日焼けしないようにしたり、粘液の殺菌作用で、皮膚が感染症にかかるのを防いだりと、「血の汗」だなんて不穏な名前のわりには大活躍なのだ。
ちなみに、この粘液は最初は無色透明なのだけれども、空気に触れるとすぐに酸化して赤くなるのだそうだ。
人間の汗も紫外線を防いでくれたなら、いちいち日焼け防止のクリームを塗らなくて済むのになあ、とちょっと思ってしまったあなた。私もですよ。