進化の過程で、どこをどうやったらその発想にたどり着いたんだろう。謎すぎる。
リュウグウノツカイの雑学&豆知識
ギネス記録によれば、長さ11メートルにもなるリュウグウノツカイ。
とんでもない大迫力の生物なのだが、発見された時に尻尾の部分がちぎれてしまっている個体もかなりいる。
「体が長いから、敵に襲われた時に尻尾だけ食べられちゃったのだろう」
という話を耳にして
「あぁ、なるほど」
と思っていたら、全然なるほどじゃなかった(笑)
実はリュウグウノツカイは「自切」と言って、自分の意思で尻尾を切り捨てることができる。トカゲが敵に襲われた時に、尻尾を切り離して逃げるあれと同じだ。
定置網にかかったリュウグウノツカイを漁師さんが捕まえようとすると、尻尾がポロッと取れるというから、自衛手段として自切を行う時も確かにあるようだ。
しかし。
敵に襲われた時とは別に、自ら尻尾を切り離す時がある。
それは、極限状態にまで空腹になった時。体のエネルギー消費を少しでもおさえるために、尻尾を切り離してしまうのだ。
エネルギー消費をおさえるためにって、体の一部を切り捨てるって……。
(~_~;)
発見されたリュウグウノツカイが尻尾の先まである完全体だったら、敵におそわれたことも、空腹になったこともない「勝ち組」なんだと覚えておけば間違いなさそうだ。
⇒Video of the Oarfish, Regalecus glesne – YouTube
動画の前半から中盤にかけては立ち泳ぎをする「勝ち組」リュウグウノツカイ、後半では尻尾のない個体が登場する。