シマウマは気性が荒く学習能力がないので競馬には向いていない

シマウマは気性が荒く学習能力がないので競馬には出られない

それでもサラブレッドに混ざってシマウマの走る姿を見てみたいとついつ思ってしまう。

シマウマの雑学&豆知識

ウマよりもロバに近いとされるシマウマだが、それでも名前に「ウマ」とつくと、どうしても考えたくなってしまうのが

シマウマが競馬に出走したらどうなるんだろう?

ということだ。

あの白黒模様のシマウマが競馬場のターフを疾走している姿を想像するだけで、何やらロマンの香りすら漂って来る。

が。

現実的には、シマウマが競馬に出走することはない。

性格の問題

馬やロバが家畜として人間の生活に関わり合っているのとは対照的に、シマウマは家畜にすらなっていない。

何しろ気性が激しいのだ。

子どもの頃から大切に育てても、年をとるにつれて気性が荒くなり、手がつけられなくなってしまうというやっかいな性格をしている。

またパニックにも弱く、強いショックを与えるとそれだけでショック死してしまうことがあるため、家畜には向かなかったと考えられている。

家畜にすらなっていないシマウマが、競走馬として活躍するとは考えにくい。

学習能力がない

もしも競走馬にするのならば、ここからさらに調教を行わなければならない。

ところが気性の激しいシマウマは、頭が悪いのか、学習能力がないのか、はたまたただ単に頑固者なのか、まったくもって言うことを聞かない。

走らせようと思っても走らない。止まらせようと思っても走らない。人間の指示などどこ吹く風なのだ。

そもそもサラブレッドほど早くない

サラブレッドは長い年月をかけて早く走るために改良に改良を重ねて作られた馬。野生のシマウマが競争を挑んだところでおいそれと勝てる相手ではない。

体格からしても、サラブレッドが体高(肩までの高さ)が160~170センチあるのに対して、シマウマの中でも一番大きい種類のグラントシマウマですら150センチ程度とひと回り小さい。

時速はサラブレッドが時速60~70キロで、シマウマは時速60キロ。

こちらは意外とシマウマが検討している印象だが、なにしろ本人(本馬?)に走ってやろうの気持がないので、サラブレッドと一緒に走っても到底勝てるとは思えない。

おまけ


CBY Extreme Day Zebra Race 7-19-14 – YouTube

こちらはシマウマレースの模様を撮影した動画。

「なかなかやりおるな」と思って見ていると、後半の失速っぷりがハンパない。でも、頑張って走らないところがシマウマっぽくて、見ていてちょっと安心する。

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