「ペンギン」で思い浮かべるのは、フンボルトペンギンかコウテイペンギンの雛かも。
フンボルトペンギンの雑学&豆知識
まず。
フンボルトペンギンは絶滅危惧種
って知ってた?
野生での生息数は約3万2000羽。IUCNレッドリストでは絶滅危惧II類(絶滅のおそれがある種)に指定されているほどなのだけど。
「でも、水族館に行くと普通にいるよね」って思ったあなた、鋭い!
日本の水族館や動物園では11種類、約2000羽のペンギンが飼育されているのだけれども、フンボルトペンギンの飼育数は約1000羽にもなる。
飼育ペンギン全体のうちの、約半分をフンボルトペンギンが占めているフンボルトペンギン大国なのだ。
ペンギンと言うと寒い地域のイメージがあるのだけれども、フンボルトペンギンの故郷は南米。
どうやら日本の気候が彼らにぴたりとマッチしたらしいのだ。そこに飼育員さんの高い飼育技術が加わったものだから、フンボルトペンギンはあれよあれよというまに増えていったというわけ。
今では、フンボルトペンギンが産んだ卵のうち約9割を擬卵(石や紙粘土などで作られた偽物の卵)にすりかえて、これ以上増えすぎてしまわないようにしているというのだから、ちょっとやそっとの繁殖力じゃない。
パンダやラッコやコアラもこのくらいどんどん繁殖してくれるといいんだけどね。