ゾウの保護を目的とした記念日は8月12日の「世界ゾウの日」。
ゾウの雑学&豆知識
時は江戸時代にまでさかのぼる。
動物好きだった八代将軍 徳川吉宗にゾウを献上したいと中国の貿易商が申し出た。
彼が交趾国(現在のベトナム)からゾウを取り寄せると、2頭のゾウを乗せた船が長崎港にやって来た。メスはすぐに死んでしまったが、残ったもう1頭のオスは日本の気候になれるように長崎でしばらく飼育したあとに、翌年の春に江戸へと向かった。
自動車などない時代のこと。もちろん歩きである。
その道中、京都で中御門天皇がゾウをご覧になった。これが1729年(享保14年)4月28日のこと。
この日にちなんで、4月28日が象の日に制定された。
ちなみに。
徳川吉宗の元にたどりついたのは、約1ヶ月後の5月27日。長崎を出発してからは、実に75日が過ぎていたという。
8月12日は世界ゾウの日
カナダの映画監督Patricia Simsさんと、タイにあるゾウ保護団体Elephant Reintroduction Foundationが、密猟などで絶滅の危機にあるゾウの現状と保護をうったえる目的で2012年に制定されたもの。