その無鉄砲さがうらやましくもある。
ラーテルの雑学&豆知識
気性の荒い動物といえば「タスマニアデビル」がぶっちぎりで1位だとばかり思っていた、何やら近頃は「ラーテル」が熱いらしい。
世界一怖いもの知らずの動物とあちらこちらで噂されるラーテルは、ぱっと見スカンクにも似て、それほど凶悪そうには見えない。
ミツアナグマ(蜜穴熊)って和名もどこかくまのプーさんを想像させて、ラブリーささえ漂ってくる。
が、そんな見た目に騙されてはいけない!
目にした捕食対象(エサ)に手当たり次第に攻撃をしかけるのはまだしも、繁殖期になるとさらに気性が荒くなって、ヒトやライオン、アフリカスイギュウにすら襲いかかることがあるというのだから、その根性や恐るべし。
さすがにこれらの大型動物はエサにしようとまでは思わないようだが、気に入らないことがあれば相手が誰であろうとかまっちゃいないのだ。
ラーテルのこうしたワガママ放題が許されているのは
- 伸び縮みするぶ厚い皮膚
- 強烈な悪臭
- ヘビ毒に耐性
これらの3つの武器を持っているから。
頭から背中にかけての伸び縮みするぶ厚い皮膚は、ライオンに襲われてもほとんどダメージを受けないし、いよいよヤバい状況になったなら、スカンクのように肛門近くの臭腺から異臭を放つガスを発射する。
しかも、コブラのような毒ヘビの神経毒にも耐性があって、噛まれた瞬間はさすがに動くけなくなるけれど、時間がたてば何事もなかったかのように活動を再開することができるのだ。
これだけそろえば、そりゃあ好き勝手に振るまいたくもなるってものだ(ほめられたことじゃないけどね)。
だから
▼ こんな可愛い見た目でも
決して気を許しちゃいけない。
▼ 怒ると怖いんだ。