エサだけじゃない!フラミンゴがピンク色の本当の理由

フラミンゴがピンク色をしているのは、赤色のエサと尾脂線によるメイクアップが理由だった!

子育て中のフラミンゴは白っぽくなるんだよ。

フラミンゴの雑学&豆知識

赤色のエサを食べるからピンク色

フラミンゴがキレイなピンク色をしているのは、エサとなる藻類や小エビなどの甲殻類に赤色色素がたっぷりと含まれているため

最近では、コフラミンゴが藍藻(らんそう)と呼ばれる赤色のコケばかりを食べることが有名になりすぎて

「フラミンゴは甲殻類なんて食べない」

みたいな記事をちらほら目にするが、オオフラミンゴ(コフラミンゴじゃないよ)は小エビ(プランクトン)や小魚などの小さな生物を食べている。

ちなみに、動物園ではドッグフードのような形をしたフラミンゴ専用のエサに、赤色の色素をまぜてフラミンゴが白っぽくならないように工夫している。

赤色の脂を羽根にぬるからピンク色

鳥類は尾羽の付け根に「尾脂線」と呼ばれる突起がある。鳥たちは、尾脂線から出て来る脂分をくちばしを使って羽根全体に塗りつけながら、羽根の手入れをする。

もちろんフラミンゴにも尾脂線があって、脂がでる。

ところがこの脂、最近の研究で他の鳥たちのものとは少しばかり違っていることがわかった。

フラミンゴの尾脂線から出る脂には、なんと赤色色素のカロテノイドがたっぷりと含まれていたのだ。

赤色の色素を羽根に塗りつければ、当然のことながら羽根はうっすらとピンク色になる。

モテるフラミンゴと、モテないフラミンゴの違いは体の色の鮮やかさにあると言われているフラミンゴの世界。

少しでもモテたいフラミンゴたちは、繁殖期になるといつにも増して、せっせと脂を羽根に塗りたくる。

恋の季節になるとピンク色がいつもよりも鮮やかになるのは、フラミンゴたちのこうした努力があってのことだったのだ。

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