「羽をもった霊長類」と言われるほどにカラスは頭がいいからね。
カラスの雑学&豆知識
カラスにいたずらをしてしまったとか、あるいはうっかりヒナのいる巣に近づいてしまったなどで、その後カラスに合うたびに威嚇や攻撃されてしまう、なんて話を聞いたことはないだろうか。
カラスが人の顔を見わけるというのはとても有名な話で、一度でも嫌な思いをさせられた人間は、危険人物としてしっかりと記憶しているという。
さらに!
記憶するだけではなくて
「あの人、ヤバいよ」
ってことを仲間にも伝える能力があるというのだから、もはや鳥とは思えぬほどの頭の良さだ。
危険人物に向かって、カラスが集団でいっせいに「カー、カー」と鳴いたり、羽ばたきをしたりする警戒反応のことを「スコールディング」という。
ワシントン大学の実験で、数羽のカラスにだけ嫌がらせをしたところ、このスコールディング反応が時を経るにつれてジワジワと広がって行ったというのだ。
指名手配のようにして仲間にも「危険人物」であることが伝えられているためと考えられている。
危険人物情報が出回るには
- カラス本人(本鳥?)の体験
- 体験した親鳥から子どもへの伝達
- 体験した鳥の行動を見ていた周囲のカラスたちへの伝達
という3通りのパターンがあるのだとか。
SNSなどで、たいした理由もなしわっと騒いで炎上して、次の瞬間にはすぐに忘れてしまうようなニワトリ頭のわれわれ人間も、カラスの賢さを少しは見習ったほうがいいのかもしれない。