そもそもカラスに2種類あったとは。
雑学&豆知識
街中などで、黒くて大きな鳥を見かけると
「あっ、カラスだ!」
と思うことはあっても、
「ハシブトガラスかな、それともハシボソガラスかな」
とまで考える人はあまりいないだろう。
実はカラスにはくちばしの太いハシブトガラスとくちばしの細いハシボソガラスの2種類がいる。
ハシブトガラス
ハシブトガラスは主に住宅街や公園など、人の住んでいる近くに生息していることが多い。なので通常みかけるカラスは、ハシブトガラスであることがほとんどだ。
ハシボソガラス
ハシボソガラスは、田畑、農耕地、河川など、どちらかと言えば広大な場所に多く生息している。
くちばしの太さや生息地の違いのほかにも、これらのカラスは鳴き声が異なっていて
ハシブトガラスは「カーカー」と澄んだ声で、ハシボソガラスは「ガーガー」と濁った声で鳴く。
しかし、この鳴き声、2羽同時に聴くことができたなら瞬時に判別することができるのだろうが、1羽だけで聞くとなかなか難しい。
近くでカラスの鳴き声がしたので、ん、これはどっちだろう?と聞き耳を立てていたことがあるのだが、カラスってヤツは1羽、1羽鳴き方が個性的で、個体差がものすごくあるのだ。
カーとかガーとか、そんなにすぐにわからないじゃないか。
と最初は思いもしたのだが、何回も聞いているうちに、まあ、なんとなくはわかってくる。あくまでも「なんとなく」ではあるが。