ツノを狙う密猟者が後をたたず、サイはこのままだと20年以内に絶滅するとも言われている。
サイの雑学&豆知識
9月22日は「世界サイの日(World Rhino Day)」。
世界自然保護基金(WWF)が絶滅の危機にあるサイの現状を訴えるために2010年に制定したもの。
サイの生息数が激減している理由は、ツノ目当ての密猟。
とはいえゾウの牙のように美しくも見えないサイのツノが何で?
と思う人も多いだろう。
実はこのサイのツノ、「ガンに効く」とか「滋養強壮剤になる」などの迷信のもと、漢方薬として金よりも高い値段で取り引きされているのだ。
髪の毛や皮膚と同じ成分のツノに、そんな効果があるはずもないのに。
サイのツノは骨ではなくて毛が固まってできたもの
サイのツノは髪の毛とほぼ同じ成分の「ケラチン」というタンパク質から出来ている。
サイは現存する5種「シロサイ」「クロサイ」「インドサイ」「ジャワサイ」「スマトラサイ」のすべてが絶滅の危機にあるという、かなりギリッギリの状況だ。
「世界サイの日」はひいき目に見てもメジャーな動物の日ではないけれど、
「そっか、今日はサイの日なんだ」
と何かのきっかけで気づいたならば、サイの現状にも少しだけ関心を持ってもらえるとうれしいな。