最弱なんて誰が言った?マンボウの皮膚はライフル銃の弾も貫通しないほどぶ厚い

マンボウのぶ厚い皮膚はライフル銃の弾でも貫通しない

謎の多いお魚のマンボウさん。

マンボウの雑学&豆知識

2013年から2014年にかけて、マンボウの都市伝説が一気に広まったことがあった。

とにかくマンボウは体も弱ければ、ストレスにも弱くって、何をしてもすぐに死んでしまうという最弱伝説がネット界隈をかけめぐったのである。

これらのほとんどは、のちに水族館の飼育員さんをはじめとする方々がきっぱりと否定をし、デマ認定されたわけなのだが、そうはいっても

マンボウは弱い魚

というイメージが一度ついてしまうと、それをきれいさっぱり忘れることはなかなか難しいんじゃないだろうか。

というわけで。

これはどうだ!

マンボウの分厚い皮膚はライフル銃の弾を貫通しない。

すげぇ、強そう、勇ましい!

ライフルで撃たれてる時点で、すでに水あげされちゃってるけど、そこはまぁおいといて(笑)

ギルバート・パーシー・ウィットリーさんという方が1931年に発表した論本や、のちに出版された書籍で

「ライフル銃で撃っても弾は貫通せず、銛(もり)でついても通らなかった」と書いているそうで、さすがにデマってことはなさそうだ。

もっともマンボウには

「手で触ると手のあとが付くくらい皮膚が弱い」

という説もある。

マンボウの皮膚の表面は粘液で覆われているので、人が触るとその粘液が取れて色が変わったように見えるんじゃないかと思うんだけど、真相は不明。

澤井悦郎さんの書籍「マンボウのひみつ」では

『「魚は変温動物なので、高温である人の手で触ると火傷して手の跡が残る」という俗説から派生したと思われます。(中略)大型個体は弾丸が通らないくらい皮が厚くなるので、触っても全然問題ないと思います。』

と書かれていた。

マンボウさんは都市伝説だらけで、真実を見わけるのが本当に難しい。
(~_~;)

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