カツオノエボシは自分で泳ぐことができない

風にのって、ただユラユラと。

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カツオノエボシの雑学&豆知識

猛毒で有名なカツオノエボシ。

刺された時の痛みが電気ショックにも似ていることから「電気クラゲ」の別名を持つ恐ろしいヤツだ。

自分の中のカツオノエボシのイメージは

海で楽しく遊んでいる海水浴客のもとに、フラフラ~と音もなく近寄ってきてはブスッと刺す!

といったものだったのだけれども。

違った。

全然違った。

というのもカツオノエボシ、自力では泳ぐことができないのだ。

どうやって移動しているかと言えば、すべては風の吹く方向しだい。

餃子のような形をした(笑)浮きの部分で風を受けると、そのまま北へ南へとフワフワ流されて行く。

なので、浜辺に向かって風が吹けば、カツオノエボシはなすすべもないままに岸に打ち上げられることになる。

浜辺にカツオノエボシが何匹も打ち上げられることがあるが、それは彼らが望んだことではまったくなくて、ただひたすらに風に流された結果なのである。

ちなみに。

砂浜に打ち上げられているからといって、絶対に触ってはいけない。

カツオノエボシの触手には、毒をもつ「刺胞」があって、たとえ死んでいても触れると毒針を発射するようになっている。

触らぬ神にたたりなし……とはカツオノエボシのためにある言葉なのかもしれない(嘘)。

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